最近の株主優待のトレンド
最近は株主優待を廃止する企業が増えてきています。
特筆すべきは、株主優待を廃止すると国内株主の売りが膨らんで株価は一旦下落しますが、その後海外勢の投資によって株価が上がるということです。
株価が元に戻るのではなく、下がる前の株価よりも上がっています。
株主は国内よりも海外の方が投資規模は大きいということです。
そして海外の投資家から見て、日本国内の株主優待は使いどころもないため意味がありません。
株主優待は廃止して配当で還元することが望まれています。そうすることで株価も上がり企業価値(資産)が向上するということです。
株主優待ではなく、配当で還元する会社に投資しよう
今でも日本国内向けに株主優待をしている企業がありますが、今のトレンドは海外から見た企業価値を上げることです。
これは円安から円高になるまではずっと続くでしょう。
むしろ株主優待を配布するコストよりも配当を配布するコストの方が安いですから、円高になったとしても株主優待は復活しないかもしれません。
投資家にとっても企業にとっても株主優待は廃止した方がメリットがあります。
物品で還元されるよりも配当という現金で還元された方が使い道は豊富です。
短期的には日本国内の投資家は株主優待がお得なように感じますが長期的には良いことではありませんので、株主優待を廃止していて配当が2%台から6%程度の企業に投資することをお勧めします。
長期投資の場合は企業の安全性(倒産しない)が最も重要です。
その見極めをするためにも柔軟に世の中に対応できている「株主優待を廃止している企業」を探しましょう。
逆張りでキャピタルゲイン狙いもありかも
逆に考えると、配当以外で株主優待をしている企業は株主優待を廃止する余地があります。
それは株主優待廃止による株価上昇の可能性があるということです。
長期投資には向きませんが、優待が欲しい人でキャピタルゲイン狙いの方はそういう企業の株を購入するのもありかもしれません。
さらにPBRが1を割っている場合、株主優待を廃止する可能性がありますので、期待としては良いと思います。
私のは場合は、知っている製品やサービスを行っている企業以外には投資していませんので、よくよく調査してから投資することになります。
分散投資の保険としても良いかもしれませんので、企業の業績次第では投資企業としてはアリだと思います。
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