株価の天井の目安には相変わらずPBRが基準の節がある
2024年2月22日は日経平均株価の最高値を更新した日になりました。
一過性の株価ではなく今後も株高は続くか、少なくとも時点の株価が基準の市場になると予想します。
そして、長期投資家にとって命ともいえる配当金ですが、増額される企業が多いと予想します。
日経平均株価は最高値を更新しましたが、PBR1倍割れの企業がまだまだ多く、企業として不安定な状況とも見れます。
PBR1倍割れているということは、株価を全て買い集めて会社を解散すると投資よりも解散時の価値の方が高い状況を意味しています。
つまり会社を買い取って解散するだけで儲けが出ます。これは避けたい状況です。
ですので、PBRを解消するためには株価を上げる必要がありますので、株価の上がった企業は増配をするのではないかと思われます。
それによって株価は確実にあがります。
したがって、日経平均株価が最高値になったからと言って、長期投資されている方は臆することはありません。
配当が増えると喜んで今後も投資をして良い場面だと思います。
2024年5月時点で私が保有している企業の株の評価額はこの1年で70%上昇しました。
配当が70%割り増しにはならないと思いますが、それなりに増配されると予想します。
そうしないと競合他社に1株当たりの配当率が負けてしまう状況もあり得ますので、企業の収益に問題がなければ株価の上昇は配当の上昇につながると考えています。
株価は70%上昇しましたが、配当は結局20%増配になりました。
来年以降もこの配当金をキープできていると良いと思っています。
PBR改善のもう一つの手段はおすすめできない
PBRを改善する手段が企業側にもうひとつあります。
それは資産を減らすこと。
一つは自社株を購入して株式の一部を抹消することです。これにより資産が下がりますのでPBRは改善されます。
または企業の借入金を返済して資産を減らすこともPBR改善の手段です。
どちらも資産が減りますので、企業を買収する側から見ると投資金額が少なくて済む=買収しやすくなる ということなので一長一短です。
投資家から見ても安易に自社株買いを行う企業よりは、余剰資金を投資に回してお金を生み出す努力をする企業の方が好ましく映る傾向があります。
自社株買いは最終手段としてはありだと思いますし、株式会社を全て抹消するのであれば全くアリアリな手段ではありますが、株式市場で勝負する会社としては微妙な手段に見えてしまいます。
これまでも自社株買いをした企業の株価は上がります。
長期的に見て正解かどうかはまだまだ時間が足りていません。後の世ではっきりするでしょう。
次の日経平均株価の一旦の目安となる相場とは
2つ目の手順を実施しなくても日本のメガバンクはPBRを着実に改善しており、もうじきPBR1倍を達成しそうです。
これはアメリカ株式市場の大手銀行でも達成できていないため、収益に関してはもしかしたら世界一と言えるのかもしれません。
世界との物価差による資金の流入が原因のだと推測していますが、そうなると旧バブルの頃の2万円が一旦の相場になりそうです。
今の日本の物価ですと日経平均株価6万円が一旦の天井相場になると予想します。
今年中に上がるかは不明。日本人投資家による投資だけではおそらくここまで株価は上がらないでしょう。
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