預金の分類について
ポイントを現金化する目的は「投資にまわすお金を生み出す」です。
ただし投資にはリスクがあり元本保証はされません。
すべての現金を投資に回すことはやめた方がよいと思います。
ある程度は預金として手元に残しておく必要があります。
まずどの程度の預金が必要か。
預金には2つのレベルがあります。
1.レベル1:最低確保することが必要な預金額
最低でも1か月に支出する金額は、銀行の口座等になければいけません。
給料日から次の給料日までの間に支出することが分かっている金額が無いと、キャッシング等の借金が必要になります。
後程説明しますが、キャッシングやリボ払いは真っ先に返済しきるべきのレベルの借金です。
2.レベル2:できればあった方が良い預金額
毎月支出をしないけれども、出費が決まっている金額も確保しておくべきです。
「そろそろ家電が壊れそうだからお金を貯めておかなければ」 そういう性質のお金です。
車の自動車保険や固定資産税、そろそろ寿命がきそうな電化製品の購入代などが該当するかと思います。
確実に支出することが決まっているなら早めに現金は確保しておくべきです。その際は短い金利でも良いので、定期預金にするのが良いでしょう。
ただし、これは借金よりも優先して貯めるべきものではなく、非常に利息の高い借金があるならばそちらの返済を優先した方が良いでしょう。
利息の高い借金とは前述した キャッシング または クレジットカードのリボ払いです。
これらは利息が15%と高いため、真っ先に繰り上げをしてでも返済すべきものです。
これ以外のローンは返済に問題が無いのなら無理して繰り上げ返済をする必要はありません。
きちんと毎月返済していれば良いと思います。
超金融緩和政策を実施している間は、住宅ローンや自動車ローンも大分金利が安くなっていますので、今は気にしなくても良いレベルだと思います。
老後の預金2千万円はレベル2ではないと考えます。
昭和の時代は10年定期で利率5%のものとかあったので、年金額が不足していても退職金などを長期の定期に入れておけば利息がそれなりに付いたのですが、今は超金融緩和政策中でマイナス金利もあいまって、金利が低い時代です。
2千万円を貯めるのはなかなか大変です。
これは投資で増やしていくべき財産だと思っています。
仮に政府が超金融緩和政策をやめた場合、銀行の預金の金利も上がるはずですから、リスクのある投資と、定期預金(長期)を見比べてみる必要が出てきます。
株でのインカムゲイン(配当)はせいぜい4%です。
私は超金融緩和が終わると、当面の間は日経平均株価が下がり傾向になると予測しています。
定期預金が仮に2%になったとしたら、リスクを取る意味があるのか?疑問が出てくると考えます。
さらに長期間の定期預金の利率が上がるということは、住宅ローンの金利も上がるということです。
そうなるとコツコツ返済していたローンは早めに返却した方が良い場面も出てきそうです。
また預金するにしても今のところ多くの銀行の定期預金は6か月も10年も同じ利率です。
今のところは定期預金はできるだけ短いサイクルの満期にしておいた方が、利率が上がった時に真っ先に変更を反映されるので、長期の定期預金は意味がありません。
長期間の定期預金は超金融緩和政策が終わるまで待ちましょう。
超金融緩和政策が終わったら、短期と長期の定期預金の利率は変わってきますので、有利な利率の期間の定期預金に変更することが良いと思います。
これまでの資産関係をまとめるとこの図のようになります。
話が脱線しましたが、ここからが本題です。
レベル1の現金を確保できない赤字生活の場合や、赤字ではないけれども、キャッシングやリボを払っている方は、借金をなるべく早く返済することがその後の投資生活に早めに入るためにも必要です。
収入が増えそうもない場合は、生活を切り詰めてでも借金は早めに返した方が良いと思います。
そのためには毎月の生活で支出している費用を抑える必要があります。
我が家では電気・水道・ガスの節約はもちろんですが、特に2つのことを実施してます。
1.電気の契約アンペア数を下げる
賃貸にせよ、一軒家にせよ、マンションにせよ、自家発電だけで賄っていない場合は、電気代が発生します。
電気代は、基本的には、基本料 + 使った電気分に比例した使用料 の2つで成り立っています。
使っていない照明を消すというのは電気使用料の節約ですが、基本料も節約することができます。
これは、何A(アンペア)まで使えるブレーカーを設置するかで変わってきます。
Aが少ない方が基本料は安くなります。
一人暮らしなら20A、二人なら30A、4人家族なら45Aといったように下げることで電気代を下げることができます。
Aを下げると、ドライヤーと炊飯器を同時に使えない などの弊害も出たりしますが、30Aあればさほど困ることもないと思います。
4人家族で30Aというのも耳にします。
Aを変更するには、契約している電力会社に連絡する必要があります。
2.スマホの料金を下げる
スマホの本体代金と毎月の通信料(+通話料)を下げましょう。
キャリアのスマホ代は割引で安いのですが、その分通信料が高額になっており、2年間利用すると、キャリアは本体代の元が取れていると思われます。
ですので、iPhoneであれば、AppleStoreからSIMフリーのものを購入しています。
独身世帯や二人世帯での通信代については、格安SIMでも良いと思います。ネットで契約できるならIIJあたりが安いです。
店頭で契約したい場合は、イオンでイオンSIM(中身はIIJです)を対面で販売対応してくれます。
電話番号を引き継ぐ場合(ナンバーポータビリティ)の場合は、元の通信会社(DOCOMOなど)でナンバーポータビリティの手続きをして2週間以内に新たな通信会社で手続きをすれば今までの電話番号も使えます。
月に7千円~1万円ほどをスマホに支払うのは割高です。
投資を始めるまでは、固定費用を削減しましょう。
確約SIMであれば、夫婦二人分の通信費でも合計1700円(税込み)くらいです。
大手キャリアのメールアドレスの持ち出しは、別に1メールアカウント毎に330円(税込み)かかります。
毎月の支払いを減らして、当月の生活費(レベル1の最低確保することが必要な預金額)をなんとしてでも確保しましょう。
そして余剰金は、キャッシングとリボ払いの繰り上げ返済に充てましょう。
返済するキャッシング、リボがなくなったら、レベル2(できればあった方が良い預金額)を確保しましょう。
そこまで現金の確保ができたら、投資の準備を始めましょう。
悩んだら、保有している現金資産のうち30%だけ投資に回してみましょう。
その30%が半分になったら支払いに困るかどうか考えてみましょう。
困るようならもうちょっと種線を貯めましょう。
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