2023/05/08

【その21】株式投資をメインの収入にしない方が良いわけ

株式投資の一般的な勝率

   株式投資は投資の仕方によって3種類以上に分かれています。

  •  1日で売買を完結するキャピタルゲイン(株価の利ザヤねらい)のデイトレード
  •  数日で現物株売買を完結するキャピタルゲイン(株価の利ザヤねらい)の短期投資
  •  長期で現物株を保持し配当狙いの長期投資

  実際にはこれらを組み合わせた投資方法を行うかと思います。

 デイトレードは持ち金に対して数百倍から1万倍のお金を借りて売買する(レバレッジ)投資方法なので1日で売買を完結しないと、返済に困るほどの利子が付きます。

なのでデイトレードでは利益は大きいですが、失敗した場合は元手を失うどころか借金を背負うことになります。

  さて、株式での勝率はどの程度かというと、一般的には勝者が20%、敗者が80%と言われています。

 80%の敗者の原資をもとに20%の方が利益を上げる。それは投資組織だったり、個人が利益を分配していくようなイメージです。だれかが損をしないと儲かる人がいないという構図で間違っていないでしょう。

 株価がずっと上がり続けるならば、全員が勝者になりえますが、実際はそうではありませんし新規株以外ではそのような状況にはなりません。

 この中で長期投資は企業の配当目当てのため、 企業の成長とともに投資を行う仕組みなので敗者がいなくても、企業がお金を配布することになるので資産を増やすことができます。

 リスクが低い理由はそこにあります。

 倒産で資産を失うリスクはありますのでゼロリスクではありませんが、負けにくい投資を選択するならば、長期投資一択です。 

 

投資家の年収はどのくらいか

   投資だけで得られる金額ですが、年収ベースで投資家の7割の方が500万円以下です。

  詳細な業界情報を折っている方などは別でしょうが、2000万円を確保するまでは長期投資の年収だけでは生活することはおそらくできないでしょう。

 元々資産家の方は長期投資でも十分な配当を得られると思いますが、目的は2000万円を確保することですので、配当は再投資します。

 そうなるとますます配当で生活するということは無理な状況だと言えるでしょう。

 

 そのために株式投資がうまくってもメインの収入は別に確保しておいた方が良いと考えます。

 株式の長期投資は、定期預金の延長だと思っていないと目的と手段が入れ替わりそうです。

  これから投資される方はFIREを狙うのではなく、メインの収入を確保した上で投資の世界に入ることをおすすめします。

 FIREのための副業は株式投資のさらに余剰資金で行うべきです。

 趣味の延長でかんがえておくと丁度良いボリュームかと思います。

 

 それでも心配はありません。

 株式投資は一度投資したらしばらく放置することになるので、時間は余ります。

 その余剰時間をお金に変えて副業をすれば良いのです。

 

 健康的な生活をおくりつつ、長い余生を心配なく過ごすために現役時代からちょっとずつ収入を得ることが肝要です。

 その目的を忘れずに、仮に長期で投資している対象の株価が暴騰しても、初心忘れるべからずでドンと構えて過ごしましょう。

 

長期投資をしていると収入のメインにはならない気がします。

そこまでばんばん利息が付くわけでもないですから。

デイトレードならば大きなお金を動かすことができて、リターンも大きく、リスクはもっと大きく勝負することもできます。

デイトレードは投機(だけかが買って、残りは負ける)で、株価も1日単位でも見ると論理的な値動きをするわけではないので、限りなくギャンブルに近い手段です。

メインの収入にするには、利息の30倍ほどの資産が必要でしょう。(3%の利益を出す配当だとして)

年間200万円を配当で得ようと思ったら、6千万円を投資していることになります。

それ以外にも短中期で消費するお金は現金で確保しておく必要がありますので、少なくとも若いうちから投資をしておく必要があると思われます。


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