2023/05/04

【その13】【複利】NISAで配当を受け取ったら、NISAで再投資しよう

配当金は再投資すること

 旧NISAも新NISAも配当金に関しては、税金がかかりません。

では受け取った配当金(証券会社のNISA口座に入金されます)はどうしたらよいでしょうか。

うはうはと使ってしまっては、老後2000万円は溜まりにくくなります。

 

そこで配当金も新NISAで再投資にまわしましょう。

私の今のNISAでの資産増加は年間3%ほどです。

これは100万円を投資した場合、1年間で3万円増えるということです。

増えた3万円を投資に回さない場合、資産が倍になるためには34年かかります。

単利ですので、単純に100万円増やすのに毎年3万円ずつ増えると34年かかるということです。


一方3万円を再投資に回すと、24年で倍になります。

配当を再投資するので複利と言います。

元本が増えていく投資の方法ですが、これが主流です。

複利の場合、72を年利率で割ると、資産が倍になる年数を算出することができます。

 

 実に10年の開きが出ますね。

長期投資の場合、複利運用で資産を増やすのが単純かつ安全なので配当はぜひ再投資しましょう。

配当は企業の業績がよほど悪化しないかぎり定期的に受け取れます。

株を売らなければ老後も受け取ることができます。

金が金を生み出しているということになりますが、老後の心配を払拭する良いツールだと感じています。

 

また長期で株を保持している場合には、企業の株価も上がったり、配当が増える(増配)の場合もあります。

私は当初購入した時は配当が2%でしたが、増配に次ぐ増配と株価自体が倍になったので一時期は年間の資産増加が8%を超えていました。

72で割ったら9年で資産が倍になるペースです。

さすがに円安とアメリカとスイスの相次ぐ金融ショックで株価は落ち、今は3%程度になっています。

 

株が下がっても焦って売らない

 株を始めるにあたり長期投資の場合は、「株が下がったら 買い増しするチャンス」と気持ちを切り替えることも重要です。

購入金額より株価が下がってしまっても、売らなければ赤字にはなりません

もっとも、大企業かつ優良株でない場合は倒産して株価がなくなる恐れもありますが、長期投資の場合はそういったメンタルを保つためにも、倒産しにくい株を選ぶことが重要です。

株が下がった時は倒産する会社なのか、この後も希望があるのかを判断しましょう。

倒産しにくい企業の株価はあまり変動しないものですが、長期保有する際の安心は絶大です。


株初心者が投資の世界から離脱する最大の原因は、株価が下がった場合に焦って売ってしまうことです。

長期投資に値する企業の株を購入し、ドンと構えて老後に備えることが良いと思います。

 

最初の投資だけは、分散投資した方が気持ち的に余裕ができると思います。

どのみち預金では物価高2%(目標)により資産は目減りしますので、2%以上の投資を探せるかどうかが当面の目標でしょうか。

2%とはいえども株式は株価が下がることによる資産減少がありますが、配当を考慮すると株価が下がっても問題ありません。

問題は投資先の倒産です。

投資していなくても企業が倒産すれば影響は出ます。

直接影響のあるライフラインに関係する企業も倒産するケースは出ています。

したがって経済情報は投資をしてもしなくても気にかけておく必要があります。

それであれば、気にかけておく情報をつかって投資してみるのは効率の良い手段だと思います。

 

2024年8月以降は株価が下落低迷していますが、株価が下がった分、配当率は良くなっています。

3%の配当の場合、 複利であれば24年で元本分の配当を得られます。

複利というのは配当をまた株式購入に充てて配当を大きくしていく方法です。


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