日本の東証プライムの6割がPBR1割れ
日本では東証プライムの6割の企業がPBR1割れです。
PBR是正の指示が上場企業に指導されており、各社はPBR改善のために事業計画や配当計画をすることになると思われます。
ではアメリカの株ではPBRはどうなんでしょうか。
日米で比べてみて 日本の平均株価がどのくらいまで上がりそうか楽観してみます。
アメリカの株のPBRはどうか
アップルの場合、株価172ドル、PBRが53.9です。
日本の株と比べると100倍。
日本円とドルの為替のような単位差になっています。特殊すぎて参考になりません。
ではアメリカの銀行のゴールドマンサックスはどうでしょうか。
株価322ドル、 PBR0.92です。
PBRが1割れしています。
アメリカの金融不信によって銀行株は下降トレンドですが、日本の銀行株の4割増しというところです。
日本の平均株価がどのくらいまで上がりそうか
日本の場合は 金融が2023/5/16時点では好調です。
アメリカの金利が高いことなどに起因して、メガバンクは軒並み最終決算でも良い収益になると報告されています。
アメリカは銀行株が下降しているためアメリカの銀行株ではPBRは悪化している状況ですが、それでも日本株より4割値が高い。
日本も同じ水準までPBRを引き上げる必要があると踏んでいます。
それでも1割れですが、なかなか良い値かと思います。
個人的な見解では銀行株は5割上がるとみて良いでしょう。
日本の企業でPBRを改善する必要があるのは他業種に上ります。
現在日経平均は3万円を若干下回っている状況。
平均株価も同様に5割上げる必要があるとすると、PBR1割れ対策のためにはざっと45,000円。
荒っぽい計算ですが、日経平均株価は45,000円を目標にしていく。そうしないとPBR改善されない状況と読み取ることができます。
もちろん、各社の内部留保が増えている状況ですので、内部留保を減らす方向の施策をすることもあるかもしれませんし、PBRがそこまで改善されない可能性もあります。
PBRが低すぎる企業はM&Aの可能性がありますので改善されないことはないとは思います。
日経平均株価4万5千円が今年の目標になるのかと思っています。
2024年の日本企業のPBR推移からみた投資対象
2024年に日本記号のPBRは果然したが、8月5日前後の大暴落と9月の下落でPBRが1倍を超えた企業も、再び1倍割れになっている。
7月末から9月中にかけて下落しているが、これが一時的な下落なのか長引くのかは今のところ判断できない。
来年まで長引くようであれば、PBRはもう一度改善する可能性が高い。
そういう意味で、7月にはPBRが1倍を超えていた企業で、今1倍を割っている企業はねらい目だと思っている。
ただしそれは長期投資に値するかはまた別。
短中期では保有してもよいような企業ではありそう。
0 件のコメント:
コメントを投稿